専門用語のない占星術:14個のチップと160文字で試した実験

多くの占星術アプリは、利用者がすでにその言葉を理解している前提で作られています。冒頭からいきなり、度数、ハウス、アスペクト、逆行といった言葉が並びます。「土星があなたの出生図の金星と7ハウスでオポジションを形成」という表現の意味がわからなければ、最初の30秒でアプリから置いてけぼりにされてしまうのです。

Soulwise は、別の問いから出発しました。専門用語をあえて任意で選ぶ仕組みにしたら、占星術アプリはどんな姿になるのか、というものです。

これは、3つの設計上の決断と、その理由、そしてそれによって何が変わったのかをめぐる短い物語です。

決断その一:70ではなく14個のチップ

デイリーチェックインは一画面で完結します。問いかけはひとつ、「今日は何が起きていますか?」というものです。多くのアプリはこれに対し、気分スライダー、自由記述のジャーナル、あるいは巨大な症状ピッカーのいずれかで答えようとします。しかし、そのどれも二十秒では収まりません。

そこで三つの分類を試しました。A(8個のチップ)、B(14個のチップ、うち8個を表示し「さらに6個を表示」で展開)、C(20個のチップ)です。勝者はBでした。表示するチップを八個に絞ることで認知的な負荷が下がり、隠れた六個がスクロールを強いることなくロングテールを拾います。チップは気分ではなく状況を表します(「対立」「決断」「行き詰まり」)。状況は感情よりも正確に記録しやすいものです。

複数選択は可能ですが、三つを目安にゆるやかな上限を設けています。四つ目をタップすると、最も関連の深いものを選ぶようそっと促します。人の心は、気分スライダーが前提とするほど一度にひとつとは限らないのです。

決断その二:160文字

デイリーレスポンスカードは160文字までに制限されています。短い文章で二つほどの分量です。この上限には理由があります。

長い文章は読み飛ばされます。300語のホロスコープ文をスクロールで読み飛ばすユーザーの姿を、私たちは目にしてきました。読み手が諦めてしまうため、情報の価値はゼロになってしまうのです。

160文字という制約は、凝縮を促します。書き手は、本当に当てはまる一つを選ばなければなりません。読み手は三秒で目を通せます。レスポンスは、導師が判決を下すようなものではなく、友人が付箋を残してくれたような感覚になります。

おまけとして、160文字であれば、レスポンスカードは通知プレビューに収まります。(Soulwiseではこの方法では使っていません。占星術やサイクルの内容をプッシュ通知の本文に入れることは決してないからです。それでも、この制約が良い文章を生み出しました。)

決定その3:専門用語は隠す、削除はしない

平易な英語を基本としますが、技術的な層が失われるわけではありません。「詳細を表示」のトグルでカードを展開すると、次の内容が表示されます。

  • この回答のためにSoulwiseが重視したトランジット。
  • それらのトランジットが活性化させたハウス。
  • 関連するアスペクト(四分相、トリゴン、合)。

すでに占星術に通じているユーザーは、アプリを離れることなく舞台裏を覗くことができます。そうでないユーザーは、ずっと無視していても構いません。いずれの場合も、回答を支えているのは同じデータです。

どんな表現になるのか

Soulwise が実際に使用している、平易な言葉によるトランジットの説明例をいくつかご紹介します。

  • 「今日は水星のもたつきがはっきり感じられそうです。」(「ふたご座での水星逆行」と言う代わりに)
  • 「ゆるやかな立ち上がり。今日、手をつけることは何でしょう。」(サイクルの局面がリセットのとき)
  • 「気がかりが二つ。でも今日、あなたが片づけるべきものはどちらでもありません。」(状況:「行き詰まり」、サイクルの局面:構築)
  • 「対立はいったん脇に置いて、本当のことを書き留めましょう。」(状況:「対立」、サイクルの局面による調整あり)

これらはいずれも占星術的な断定ではありません。あなたの一日がどんな様子かをたまたま知っている人が、ふと口にするような気づきなのです。

これは何ではないか

トーンについての注意点です。この分野では本当に陥りやすい落とし穴だからです。

SoulwiseはCo-Starではありません。無表情な挑発(「あなたは妄想に取り憑かれている」「宇宙は開かれている」)は、一度なら面白くても、いつまでも続けば疲れてしまうものです。ボイスの原則は、温かく、地に足がつき、決めつけずに好奇心を持つこと。このブランドは観察するのであって、断定するのではありません。

また、何百万もの人に同じ予報を読み聞かせるホロスコープアプリでもありません。160文字のレスポンスは、チェックインごとに、あなたの状況、気分、サイクルの段階、活動中のトランジット、そして個人のブループリントに合わせて生成されます。同じ占星術から、異なるカードが生まれるのです。

トレードオフ

専門用語を隠すことで、アプリは特定のユーザー層を失います。それは、ホーム画面で深い情報を求める占星術の愛好家です。そうした方々にとって、専門用語モードはワンタッチの切り替えで済みます。それ以外の方々にとっては、平易な言葉が入り口になります。

ピッカーを試してみたい方は、Soulwise ハブページにインタラクティブな14チップのデモがあります。3つ選んで、レスポンスカードがどう変化するかをご覧ください。

短くまとめると、専門用語とは、UXの選択を装った採用上の課題なのです。標準の入り口を誰もが読める一文にすれば、占星術はより多くの方々に届きます。

よくある質問

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